2017年12月16日土曜日

外が浜町 浜乃食堂 2017師走

ご無沙汰すること1年ぶり! 津軽半島・平舘海峡の漁港にある浜乃食堂へGOGO!


新青森駅を去っていくはやぶさ号を見送る。

シンと鼻を突く冷気と粉雪に、津軽の匂いを思い出しました。

午前中の仕事を終えて乗る東北新幹線が新青森に着くのは17時前。

すっかり暗くなった雪道をレンタカーで走り出しました。


国道280号線を北上すること1時間ちょっと。

蟹田の町を過ぎて、さらに陸奥湾に沿う道を走ると外が浜町の平舘漁港に着く。

この日はちょうど定休日だったのですが、灯りが点けられている店内におもわずホロリ。

降り積もった雪が、きれいに除雪されていました。


出迎えていただいた、マスターとママと。

昨年末に、青森市本町でオープンした息子さんのお店『匠や』に駆けつけて以来。

その時の模様→http://macobusa.blogspot.jp/2016/12/dna.html

 さっそく、生ビールがなみなみとつがれて、旧交をあたためつつ、のどを潤すのでした。


いきなり津軽 外が浜町の海の幸がどっさり。

ヒラメの活けじめ、マダイ、イカ、鮭イクラの醤油漬け。

おいしいお刺身を、目一杯いくわけなのですが、みずから注意を促しました。

今日は、1時間で轟沈しては、なりますまい!!!

生ビールとハイボールを主軸に、ちびりちびりと、控えめに行きます。


あれっ? 休みなのにどうして灯りが点いているの?

というタイミングなのでしょう、お隣のお馴染みさん、ジュンさん(左)が加わり。

シーンと静まりかえっていた集落に、談義の花咲く師走かな。

津軽半島、外が浜町、平舘漁港、浜乃食堂の宴、はじまり、はじまり〜〜〜〜。


昨年は、地域油川の銘酒「田酒」を特大コップ酒で何杯もいただき、人事不肖に陥る。

2年連続でそうなっては、まこぶさ食堂の店主としての面目が立たぬ。

ブレーキをかけながらアクセルを開ける感じでしょうか。

さしずめ、外は雪道ですので、スタッドレスタイヤの効き目を確かめながら走る印象?

えっ!? ジュンさん、明日は検査ですか? えっ? 飲食のリミットは夜の9時まで!!

素晴らしい、その飲みっぷり、お客あれば、胸襟を開いて、、、飲んで、語るのです。

外が浜男児の、鏡なり、粋と信条なのでしょうか。


興の乗ってきたジュンさんが持ってきてくださった林檎と柿。

ジュンさんの奥さんが弘前の方ということで、津軽の冬の色彩が揃いました。

まわった酒精の脳髄や胃の中に、シャキシャキと響く林檎、まったり甘い柿。

うまし! これもよし、津軽弁で「めぇ」もんだ。めぇ、めぇ、を、連呼!


 外が浜男児といえば、この一冊。

『外が浜の男』

暮らし、文化、歴史、人情、気質などを、ざっくり学ぶ機会におすすめ。


恵子ママに、得意技の抱きしめ攻撃をかます。

思えば、今回の津軽行きは、ママのご様子うかがいもありました。

今年、なんと腰椎を圧迫骨折、、、

女性には重ねた年齢による致し方ない症状ではあるのですが、

入院により浜乃食堂を約2ヶ月にわたり休むことになりました。

それをお聞きして、オロオロになっていた私。


亘マスターにも、抱きしめ攻撃をかます。

料理長(ママ)の戦線離脱を受けて、孤軍奮闘、東奔西走。

雪の降り出す季節になんとか、今年中にママが復帰。

ふたりで、ここからの再起動を目指すのでした。

明日は、マスターに、外が浜町の漁港を案内していただきます。


目覚ましは、除雪車の唸るエンジン音。

雪国の漁港の朝の音は、とても新鮮な音律と振動でした。

浜乃食堂の裏手が、平舘漁港、雪がやんで、東の空が明るんできていました。

カラスやカモメの声が聴こえてきます。


店の前で活躍するのは、お店所有の除雪機。

雪が固まったり、溶けてくると、雪をはねとばすのが難しくなってくるとか。

今年は早い時期から積雪が多く、マスター、ママは、苦労されているようです。


漁船の浜小屋と呼ばれるガレージにやってきました。

傾斜式の船揚げ場に建屋が造られている様式で、2階や側面が作業場。

これが、陸奥湾、外が浜スタイルの浜小屋でしょうか。

外が浜町は、ホタテの養殖が盛んですが、沿岸、近海の定置網漁も行われています。


建屋の、屋内から海側を見たところ。

沖合で作業している船が見えることもあります。


建屋の側面が、作業場。

帰ってくる船を、いまか、いまかと待っているところ。

マスターのおかげで、素晴らしい「大人の社会科見学」のはじまりです。


漁を終えた船が戻ってきました。

後進しながら近づいて、あとは巻き上げるロープで引き上げてきます。

収獲された魚たちの姿や臭いを察知したのか、待っていた鳥たちが騒ぎ出しました。

海の左端にちょっと写っているのが、下北半島の脇野沢付近。


獲れた? どれぐらい獲れた?

魚を待つ人間たちは、おもわずソワソワしてしまう。

いつの間にか、港を守る女性陣も増えてきていたのでした。


船上には、収獲がどっさり。

それでもマスターによると、予想の量の4分の1ぐらいではないかと。

アジやイナダなどの回遊魚が減って、つまり、冬の魚との端境期にきた模様。

船釣り(遊漁)と同じ場所での定置網のため、獲れる魚の種類もまったく同じ。

陸奥湾、平舘海峡の釣り人気ぶりが、よく解る魚たちがよく獲れていました。


よく太った、マダイとマダラ。

その下に見える、スズキの太さには驚きました。

いったい、ナニを食べたらそんなに肥えるのか? と聞きたくなるぐらい。

と、思ったら、スズキではなく、アラでした。納得。あらら。


ヤリイカは、やや小ぶりですが、数獲れていました。

生きているので、透き通っております。


クロソイ。

とにかく、でかいのがワンサカいました。

口のなかに、チャリコを4つ5つと詰め込んでいるモノも。腹パン。


大本命様の親戚ウマヅラハギもたくさん獲れていました。

本カワハギに比べて、少し深いところに網がかけてあるからでしょうか。


船上、作業場は、まさに鉄火場、ヤッチャ場。

鮮度が勝負、スピードが命、作業に集中する外が浜の男と女たち。

ちなみに、マツカワガレイとヒラメは活魚のまま運ぶため、

水槽を載せたトラックが即座に飛び出していきました。


平舘海峡の最大深度は、約200mぐらい。

大陸棚の始まりぐらいのため、乗っ込み時期のアンコウも上がるそう。

外が浜町では、吊るしではなく、雪の上でアンコウを捌くスタイルとか、、、豪快です。


すっかりお馴染みの、ヒガングーフも居ます。

日本海、津軽海峡、陸奥湾、太平洋。

4つの海を走る海流が混じりあう平舘海峡の漁場。

日本の沿岸で、おおよそ見ることのできる魚のほぼすべてが揃うようです。


上品な味が好まれることで集められるホウボウ。

沿岸魚に絞って狙う定置網ならではの、身近かな収獲に興奮してしまう。


海水がジャブジャブする作業場で、生きて、跳ねている魚たちと過ごす鉄火場。

外が浜町、平舘海峡、漁師のみなさま、マスター、いいものを見せていただきました。


 この、とくに、デブチンなマダイとマダラを見て、想像してみたこと。

定置網のなかに、大小、いろんな魚たちが入っているのを見て、彼らは誘われて入った。

逃げられない小魚やイカを見ての、食べ放題、ヤリたい放題に夢中になりすぎて、

気がついた時には、網の間口は狭められて御用となってしまった、、、そんな顛末か?

というのは、口のなかから、大量、ほんと大量の魚たち、、、腹一杯食べていた模様。

船釣り、磯釣り、投げ釣り、、、パラダイスの平舘海峡を彷彿させるデブチン。


作業小屋を辞したところで、サンライズ!

すっかり晴れた陸奥湾岸、積もった雪とのコントラストの美しさよ。

雲のなかなか取れることのない日本海側に比べて、太陽が姿を見せる。

津軽半島の東側(内湾側)は、そんな恵まれた地勢があるようです。


ひと息つけている間に、朝食が出来てくる?

なんだか、昨夜から、外が浜三昧、津軽づくし、、、社会復帰が心配になってきます。


さきほどまで生きていたヤリイカのソーメン。

エンペラ付近は、噛んでコリコリ、ブツブツと音を立てる。

噛めば噛むほど、甘みが広がって、、、、。

そして、べっ甲漬けとイクラの海鮮丼、味噌汁、赤カブのおしんこ。

漁港見学あとに、見て来た収穫物をいただく幸せ。


そして、津軽林檎、柿のデザート。

自分がすっかり健康になって、とてもいい人間になってきた気持ちがしました。

これでまだ、しばらくは、やっていけるのか、、、と。


スペシャルメニューばかり掲載してしまいましたが、浜乃食堂、通常メニューの一覧。

朝9時までなら、朝定食もやってます(水曜日定休)お弁当もあり。

目下、全品制覇を目指す私ですが、毎回スペシャルメニューに阻まれて、苦戦中。

個人的には、とりの唐揚げ、野菜炒め、しおラーメン、カツカレー、おにぎり各種、、

とにかく、浜乃食堂料理長の凄腕に痺れまくるのです、うまし! うまし! めぇ!


そして、私と、マスター&ママを最初につなげてくれたのが、釣り。

私は投げ釣りですが、マスターとママは、磯釣りと船釣り。

とくに船釣りは、仲がよくて腕っこきの船長さんたちとの交友が深く、

おそらく「釣り」が、浜乃食堂の創業の原点なのではないかと想像しています。

お店の紹介で、いろんな遊漁船へ乗ることができます。


夜に着いて、午前に戻る短い滞在。

毎回のごとく、後ろ髪ひかれる津軽、外が浜町、平舘海峡のお店、浜乃食堂。

今回、釣りはしませんでしたが、マスターとママに会えただけでエネルギー充填。

まこぶさ食堂もがんばらんばね、と、雪の溶けた国道を走り出したのでした。

(浜乃食堂)

青森県 外が浜町 平舘根岸山居38-1 電話0174ー25ー2125

(浜乃食堂ブログ)

http://hamanoshokudou.blog.fc2.com

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2017年12月9日土曜日

食堂謹製ソウダオイルを差し入れる

今年もあと20日あまり。三浦の定番廻りに、懸案のひと品を持って出かけたのでした。


林交差点のハマダさんのお店にてエサを購入のち。

三崎港のいつもの岸壁へ一番乗りでした。

現在、新しい建屋の建設などもあって。各所で立ち入りが難しくなった憩いの場。

この場所の特長とは、どうしても大本命様(カワハギ)の顔を見たい!

それも、あまり歩かず、足場が悪くなく、つまり超ラクして見たい時はここしかない。

冷え込んだ朝の大気のなか、意気込む私の吐く息の白さよ。←写ってませんけれど。


寒くなっても、いつまでも居て欲しい大本命様。

この方がいなくなると、いよいよ本格的な冬の到来かな。

程なくして、その願い叶ったり。明確な反応がありました。

決して大きくはありませんが、ワッペンサイズでもない。

カツカツと、乾いたアタリがあって、グググっと竿先を抑え込んでくる大本命様。

これだな、これこれ、この感じ。いい感じ。

いい感じを味わうことで、日頃のストレスや生活の憂さが、吹き飛ぶというものです。

ありがとうね、大本命様。


久しぶりに、市販の2本針の仕掛けを投げてみたところ、、、、。

今度は、全身タイガースとペアで登場してくれた大本命様。

気温は下がり、季節風がビュウビュウ。

なのに、海の中はまだまだHOTだったのが、この日。

仕掛けが底についた直後から、食物争奪の激しい闘いを実感しました。


大本命様、全身タイガースの好ライバルがこの子らしい。

エサがまたたく間にキレイさっぱり、、、。

大きなエサにも飛びかかってきて、絶対的な数の原理を想像します。

エサ箱の中身が、みるみる減っていくなんて、なんて素敵な。

海の中は、食欲の秋が、継続中のようでした。


岸壁では工事作業が開始、クレーン付き大型の台船が横付けされたことで堤防へ移動。

新しい建屋の完成までは、落ち着いて釣りをするのは難しいみたいです。

もっとも、完成して、完全な立ち入り禁止になったらどうしよう、、、不安を抱きつつ。

沖の堤防には、3名ほどの釣り人の姿が見えました。

ここへ渡船すれば、立ち入り禁止、釣り禁止のおふれに怯えることはありませんが、

そういう問題ではなく、なんとかご寛容をお願いしたい魚市場の岸壁なのです。


三崎港の釣りは、大本命様に会えたことで、一応の納得。

この日の主目的である、横須賀うみかぜ公園へ向かったのでした。

公園、木曜日のメンバー、黒ヒツジ、ジュンさん、アサリちゃんに差し入れをしました。


作って、冷蔵庫に保管すること3週間。

熟成してまいりましたソウダオイルのキツネ色なのでした。

カットしたフランスパンを添えて、みなさまに供出しましたところ。

のきなみ、好評、潮風のなかで食すツナのブランチになった、、、のかな?

こうして、佐島港の漁師さん→徳丸ハマダさん→まこぶさ食堂と渡ったヒラソウダは、

横須賀うみかぜ公園メンバーに賞味されて、地産地消と相成った次第でした。


強烈なアタリ、しなる竿。

そうなると、みんな集まってきます。期待の高まる時。

カレイ釣りの風物詩ともいえる光景でしょうか。

浮上して正体を見せたのは、大きな大きなグーフ(ヒョウ柄のヒガンフグ仕様)

注目していたみんなの緊張がほぐれて、苦笑い、これもカレイ釣りの風物詩。

ちなみにこの日、彼らの大本命様である真子鰈を釣っていたのは黒ヒツジ(2枚)でした。


と、いつもの、一応の、集合カット。

私はここで中座したのですが、あとで黒ヒツジからのメールによると。

アサリちゃん(左)が、エサの追加購入に走り、18時過ぎまで粘ったという3人。

結果「こんばんわあ、アナゴです」

だったそうです、、、狙ったな、あの例の、真っ赤な魚の登場を。

それにしても、若い異性の方々との釣りは、元気になります。

ジュンさんは、ひとまわり以上は違うし、アサリちゃんは、25歳とか。

私の上の息子より若いなんて!!! 潮風のなか、そんな男たちと釣りをする。

これぞ、究極のアンチエイジングではないのか? 

と、おばさんの世迷い言がヒートアップしてきたところで、今回はお開き。

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投げ釣りだから出逢う。人と魚、人と人が、水辺・岸辺を共有して暮らすための視点で編集。

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