2016年8月6日土曜日

猿島で、海猿女になる。

今週の定休日は猛暑。朝から猿島へ海水浴へ行きました。泳がないと、干上がるので。


初めての猿島への渡船。

横須賀の桟橋へ着いてみれば、いきなり軍艦。

凄く大きな、鉄製の船が横たわっていました。

戦艦「三笠」という名前を聴いて思いだした、祖父や祖母のハナシ。

明治維新、日露戦争、いろんな出来事を聞かされてきましたけれど、

この船は、凄かったのです。凄かった。そして艦長やクルーも、凄かったそう。

戦艦「三笠」の威容に圧倒されて、立ち尽くしてしまう。


猿島へ渡る船が来ました。

猛烈にエキサイトしている若い人たち。私の年齢数値の半分以下ばかり。

つまりは、ムスコムスメ世代たちが、これから、大はしゃぎ、するわけですね。

夏休み、ですからね。

とか言っても、いちばんはしゃいでいるのは、私か?


あ。

いつもの、横須賀うみかぜ公園が見えました。

すぐ、そこなんですね。

いつも自分や、黒ヒツジ、SHOWさんと居る場所を反対側から見る。

とても不思議な気持ちです。

乗った汽船は約10分で、猿島の桟橋でした。


 近づく、猿島。

乗船は入島料を入れて、1500円でした。

離島、無人島、というのは、胸高まりますね。

東京湾、横須賀港の沖に浮かぶ無人島。


着いた途端、さっそく、およぎ、です。

暑くて、耐えられなかった。暑くて、アタマのなかが、おかしく、なるところ。

マスクをつけ、シュノーケルをくわえて、ぷかぷかぷかぷか。

猿島の水辺に浮かぶ海猿女。魚たちも見えるし。

あああ、猿島は、しあわせな時間でした。


アタマと身体を冷却させたところで。

島内を散策してみることに。

おおおおっっ。

明治時代の蒸気式の発電所ということです。

猿島は、軍港の横須賀と帝都防衛の要塞として開拓されたという島。

日本の近代の利器は、当時の最新式があるのでした。


帝都防衛の、要塞島。

道という道、つけられた道は、みんな、切り裂かれた岩盤でした。

ほとんど、真っ暗、なんですよ。切り通しの道。

おそろしか。

いざ、ここへ攻め入られたら、崖の上から攻撃するのでしょうか。


両サイドの壁には、石組みやレンガが築かれていました。

大砲や機関銃を出す窓が、あちこちに、開いています。

戦国時代の、城のようですね!


兵舎や、弾薬を、隠していた跡のレンガ作り。

テレビ屋さんが、撮影してる横に、お邪魔しました。

終戦記念日が近い。

軽く、手をあわせたり。


あ、竹だ。

竹林もありました。

弓矢、竹槍、などの武器。いろんな使われ方をしてきた竹。

要塞島ならではを実感させる竹林でした。


猿島は、起伏に富んでいます。

切り通しの道のほかは、すべて隧道、トンネル。

そのトンネルのなかにも、兵舎や弾薬庫の跡があり、足を止めました。

ひんやり、して、床は湿っていて、真夏を忘れさせる空間。


トンネルを抜けると、海が広がっている。

東京湾の、湾口部をたくさんの船舶が行き交っています。

射してくる太陽が厳しく、アタマが、くらくらしてきます。


海水浴を再開。

マスクごしに見える、赤いキューセンのグループ。

彼女らが、私の下へ集まって、井戸端会議みたいになっているのです。

潮の流れが早くなると、海水浴場のエリアを示すロープにつかまる私。

その間も、キューセン女史たちは、ずっと下に集まって居てくれました。


キューセンって、かわいいなあ。

雄になってしまい、グリーンになった大きなキューセンもかわいいですが、赤い方々はまたいいですね。ムスメ時代が、華なのかなあ。

だって逃げないし、私の身体の下を行ったり来たり。

キューセンと泳いだ夏。キューセンと同化した夏。

釣りとは違った、感動が、シュノーケリングにはあると思うのです。


この標識には、大笑い。

猿島は無人島、夜に人が居たら、マズイ。

このスイッチを押しなさいって。

すかさず、お迎えの船が来るのですかね。


横須賀港へ戻り、お隣りの入江でちこっと竿を伸ばす。

艦船の停泊している馴染みの場所、通称、グンタイ。

近くの常連さんたちが、カゴのついたウキを投げていました。

小さなサバが、次々と掛かってました。


あ。

オッサンが倒れとる。

夏に限らず、駅や歩道のあちこちで倒れとるオッサン。どこのオッサンや?

あ。

ヒツジ(釣り執事)でした。運転手でもある。

海水浴の途中から、気持ちが悪い、吐き気がする、とか言ってましたけど。

注意が必要です。真夏の海水浴は、陽射しが強いので、日射病、熱中症になりやすい。

水による、日射の拡大レンズ相乗があるわけでして。

ヒツジのような中年オッサンには、とくに注意が必要です。

コンビニで買った冷えピタシートと水飲みにて、頭部と内臓を冷却。


あ。

釣りのほうは、ちいさなちいさなマハゼが掛かってました。

アタリもへったくれもなく、エサを換えようと巻いたら、唇にそっと掛かっていた。

かわいい、です。

この子がもう少し大きくなる頃は、秋なのですね。

秋、、、、、、考えたくもない。

暑くても、ゆだっても、朦朧としても。オッサンのように倒れても。

今年の夏よ、まだ続いていてくださいね。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
<宣伝>『投げ釣り列島縦断』(メディアボーイ刊・税込み1700円)
釣り、踏み込んで投げ釣り。出逢う、人と魚の、水辺・岸辺を共有して暮らすことでの視点で編集。投げ釣りが好きになり、つねに新しいメソッドへの興味と魚への愛を忘れないあなたに読んでいただきたい一冊。書店、釣具店、アマゾン、楽天、ヤフーなどインターネットでもお求めになれます。お問い合わせ メディアボーイ03-3576-4051
こちらへもクリック http://www.mediaboy.co.jp/c2/index.html


0 件のコメント:

コメントを投稿