2015年6月3日水曜日

新しい新幹線で金沢へ


金沢はヒツジ=釣り執事の田舎です。

その法事にともなって、延伸された北陸新幹線に乗りました。

仕事帰り、あたふたしましたが、なんとか発車時間にセーフ。

地下深く潜った上野駅のホームに、新型EW7がすべりこんで来ました。


上野〜金沢を、かがやき号は2時間22分。

あっけなかった、、、、とくに長野から金沢は、高い壁とトンネルで外があまり見えないこともあり、ワープしたような感じ。

ついこないだまで、在来線の特急が唸るように走っていた日本海側の情感がない。

といっても、仕事疲れにハイボールが加わり眠っていただけですが、、、、面目ない。


市街の東側を流れる浅野川。

この対岸付近にヒツジの父の生家があったそうです。

岸辺の護岸が改修された以外は、なあーんも変わっとらん、そうです。

ヒツジの子どもの頃は、魚がたくさんいて、毎日のように魚とり。

いま、その影は、見る影もなく、魚の居ない河川には変わった、、、とヒツジ。


浅野川を高台から眺めました。

加賀前田藩・百万石の城下町。

京都市、松江市と並んで、県庁所在地では数少ない非戦災都市。

いまは、大学城下町。さらに、大学病院城下町とも言われているそう。

写真の右手上には、デーンと構える国立大学病院の威容。

河岸の右手に、ヒツジの通った中学校があります。


金沢市民に親しまれている医王山。いおうぜん、と呼びます。

その中腹にある池にて鯉にエサやり。ヒツジの故人たちもこれが大好きだったとか。

鯉に混じって、鮒、亀も参上しますが、鯉のパワーと数に力負け。

エサをうまくより分けて、撒く腕のみせどころなのです。


法事を終えて、精進の席。

古式慣習の街も、いまは肉、生もの、あまり関係ないのだとか。

加賀茄子、炙りの赤イカ、能登マグロ、ガンド(ブリの子ども)、甘エビ。

雑誌の金沢特集の常連が並んでいて、思わず笑みがこぼれます。


法事を終えて、、、ちょっと日本海へ出ました。

ヒツジの実家にあった竿を積んでます。法事のあとなのに、、、、、、。

いえ、ヒツジの伯父と母は釣りが好きだったので、これも供養ではないかとヒツジ。

釣りバカというのは、なんでもいいようにこじつけますな。

海浜道路(能登さとやま海道)を走ります。


金沢から43㎞北上。羽咋川(はくいがわ)の河口に来ました。

中学生の頃のヒツジは、毎週のように金沢駅から七尾線に乗り、ここへ来ていたそう。

カワガレイ、チンチン、セイゴ、ハゼ。たくさん居たそうです。

この日は季節がずれていたり、まだ早かったこともあり。

ま、過去の素晴らしい思い出というのは、いつも通りの結果です。40年近く前だしね。


たまたま通りかかった常連氏との会話が白熱。

やはり、本格的な開幕はもう少しあと。

加えて河口の上流に造られた河口堰。

これが完成してから、魚たちは遡上してこなくなったと力説。

水の流れが止まり、汽水域の魚には暮らしにくくなったようです。


羽咋川と邑地潟(おうちがた)を分けてしまった可動式河口堰。

いわゆる「ギロチン方式」ですね。淡水と海水(汽水)を完璧に遮断してしまった。

塩害対策とのことですが、日本海側の潮位の差がそれほどありますかね。

さらに淡水側はブラックバスが放たれて繁殖、大問題とか、、、力の抜ける光景です。


羽咋川河口。日本海との接点。

この左手が千里浜。砂浜をクルマで走ることのできる名所のひとつです。

しかし、この砂浜もやせ細っていき、ヒツジの子どもの頃の三分の一の幅しかないとか。

陸地側から川による砂や泥の流出量が少ない。

ここにも可動式河口堰の影響が出てきていると常連氏。


つかの間の釣りを終えての帰途。

ちょっぴり暗くなった気持ちを変えようとアイスで気分転換。

「五郎島のおさつアイス」なのでした。お芋そのもののカタチでした。

「あ、ほんとにサツマイモの味がする!」

おいヒツジ! 旨いのはわかるけどハンドルから手を離すな。


お土産はカレー。

郷土の英雄、松井さんも登場していました。こちらは東京の会社の製作。

ほかに東京にも「金沢カレー」のお店ができていますが、地元とはかなり味が違うとか。

大学城下町ですから、大学生の食文化が育てたB級グルメでしょうか。


かがやき号、ふたたび。

金沢駅の高架ホームから「東京行き」に乗る時代が来ようとは、、、、。

ヒツジの故人たちも、みなこの開通を待ち望んでいたそう。

それは残念ながら果たせませんでしたが、子どもや孫たちはコレに乗り東京へ。

トビラが閉まって富山、までは覚えてましたが、ハイボールも回って熟睡。

目が覚めると、見慣れた大宮の街が近づいていました。

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