2013年2月22日金曜日

新潟県糸魚川へ行ってきました

新潟づいてます。

冬は冬らしい場所へ行く。

雪のない土地に暮らす人間の浅薄なエゴかもしれません。ないものねだりの雪。降りしきる雪の海から顔を出す魚が居ないものか。

仲間たちと太陽の照る午後の関越路を北上しました。


上信越道に入って軽井沢を通過。

勾配を上りきったら裾野を広げる浅間山。勇壮です。私の家からもちいさく見えますが、近くで見るとこの山が信州の方々の心のよりどころであることを実感。

最近は煙を吹いてないみたいですね。


陽が暮れた野尻湖付近。あたりは一面の雪。


前方に除雪車が入ると追い越せない。ノロノロ運転。眠し! であります。

忍従の走りが続きます。


雪を見ておどけてみている図。若いボーダーたちのなかにあきれ顔が。なんしょっと私。


糸魚川着。

いきなり居酒屋へ繰り出す。↑白子ポンズです。日本海の味覚探訪その1


日本海の味覚探訪その2。南蛮エビをナマでいきました。


日本海の味覚探訪その3。現地名せいかい、沖メバルを塩焼きで。これ、うまし!


日本海の味覚探訪その4。幻魚(げんぎょ)の天ぷら。富山湾など深い海で捕れる深海魚で、ゲンギョ、ゲンゲなど地域により呼び名が違うみたい。味は淡白でした。


翌朝、未明より糸魚川港へ。姫川港とも呼ばれているようです。

とにかく、すごい雪。北西の風とともに吹きつけてきます。

覚悟はしてました。それでもキツか。キビシカ。指先がかじかみ、エサづけもやっと。覚悟はしてました。

竿先を見つめているのが精一杯。ずっと、そうでした。


励ましてくれたのは、家で作ったスライスチーズのスナック(電子レンジ発泡)この塩味が効いて、ジンジンしてくる指先とツマ先の痛みを抑制。

あとは年甲斐もなくSAで買ってしまったタオル。3歳児向けでした。


なんとか生体反応を!!!

粘りに継ぐ粘り、根性に継ぐ根性。我慢と痛みの繰り返し。痛い釣り。いた釣り。

祈り通じたのか、待望のアタリ。なんだ、なんだ、なんだあ!!!



正体はフグ。

ガクっときつつも、思わずひとこと。

「アナタはえらい」「こん天気でエサを食べた」「すごか!」「立派たい」「大将!!」

そく、リリース!!! 魚はこの1尾だけでした。


辛抱たまらずクルマに逃げ込んでいると。

コレばかり。ウミケムシ。ごちそうさましてます。外すのにひと苦労。トゲに触れたらアウトだそうです。たまらぬ痛みと痒さだそうです。

おそろしか。しかし、こんな季節の雪吹き曝す海に、フグとウミケムシ。

人間より逞しい生物たちがいることに感服したり、みんな、すごいなあ。


耐雪耐寒投げ釣りも限界性能に。

口惜しいけれど糸魚川市内のおそば屋さんに逃げ込む。

街道宿場町ならではの歴史と風情を残す普請に囲まれて暖をとる。


鴨南蛮を食べる。あっさり上品な出汁とやわらかな鴨肉。ひと息つけました。うまし!!


仲間とシェアした手打ちの大盛り。体が暖まれば、こっちも、うまし!!!


今回は「食べてばっか」釣りだったような。

口惜しさのリベンジをこめて再び糸魚川から南側の青海海岸へ。

砂浜は銀世界、日本海は怒濤、降りしきる雪のなかで歌いました。

ひゅるり〜。ひゅるり〜。また来ます糸魚川。まったく懲りないおんなですぅ〜。

2013年2月12日火曜日

横浜から浦安に移った結果

日にちの変わった頃に起床。

家を午前2時に出て首都高、湾岸線で横浜の幸浦へ。市大医学部のつきあたりの公園で夜明けを待ちました。すっかりこういうパターンが身に付きました。


少しづつ明けてくる東京湾。

それまで灯りしか見えなかった停泊中の船たちの姿が現れます。胸ときめくひととき。

しかし、竿先はピクリともせず、寒さがしんしんと指先やツマ先に広がるばかり。

この痛みも、厳寒期の釣りの醍醐味であると「通人」たちは言うようですが、私には辛く。

耐えて花咲く時は来るのか苦笑。


じっとしていてもラチあかず。

ひたすらサビく行動で暖をとる。サンライズに賭ける気持ち。祈るようにサビく。

それでも「サワリ」のない底からの私信かな苦笑。

なんだか今日は(も)厳しいのかなと感じながら次第に決心がつきました。

変わろう! 場所を変えよう! 景色を変えて気持ちや運気を切り替えよう。


道具を片付けて、再び湾岸線で東京方向へ。

さらに、辰巳、新木場、荒川を渡り、向かったのは浦安の埋め立て地。

東京湾の横浜からは真逆の発想ですね。

広々とした高州海浜公園をひたすらてくてく歩いたのでした。


さすが公園。

遊歩道もつながっているので、いろんな方が来て声をかけてくれます。

四季の釣り、四季のポイント。このオジサンは毎日をこの公園で定点観測。

日刊の釣り情報を提供していただいて、気持ちはずいぶん前向きになりました。


クンとおじぎした竿先。

えっ! 一瞬見間違えたと思うほどのアタリ。

長いこと見ていないと願望が夢幻となって錯覚するものですもの笑。幻覚症状?

竿をとって軽く引いてみると、クン、クンという手応えが。

夢中で巻くとラインが水面に食い込んでいく。ゆっくり浮上したのはこのボディ。

やった!!!

30センチちょっとほどのマコガレイ。針先がほんのちょっとしか掛かってない。危ないところでしたが、写真を撮って放流可能。

元気モノは放された水面からアッという間に潜っていきました。

横浜から浦安へ。パッとポイントを変えてみるのも大切だなと感じた一日でした。

2013年2月4日月曜日

江ノ島から東京湾岸へ移った一日


湘南で釣りをしたことがない。なぜか? 

遠い、道が混む、クルマを止める場所が解らない。

「それなら江ノ島がいいよ、すぐ泊められる駐車場があるから」という知人のアドバイスで江ノ島へ行きました。

これまで江ノ島は小田急や江の電で行っただけ。長い橋をわたり、お土産屋さんが軒を並べる参道を上って奥には神社。たくさんの人で賑わっている観光地。

しかし、初めての釣り場となった江ノ島には、広々とした堤防(ボードウォーク)が伸びていました。

平日だからでしょうか。季節もあるか。人影まばら。寂しいぐらい。散歩にくるおじいさんしか居ない。

思わずチューブの「湘南MY LOVE」など口づさむ、歳の解ってしまう私。


太平洋に向かって思いっきり竿を振り抜く。

湘南には独特の晴れがましさがありました。望む海は相模湾。背後から吹く風は冷たいのですが、よオモリのよく飛ぶこと。自分が上手くなった気分です。

でも、なかなかアタリがない。

つい置き竿にして魔法瓶に入れたお茶を飲む時間が長くなる。冬とは思えない日差しの暖かさ。竿先を見つめてのひととき。

あくびが出てきて。


コン、コンとちいさなアタリ。

巻いてくると、あっ。ベラでした。生体の反応。冬陽にも鮮やか。うれしかーー。

これが、この日の唯一の獲物になりました。しばらく粘りましたが後続はなく風に吹かれるばかり。

1尾の掛かった納得もあり、風を避けて東京湾側へ移動することにしました。


移動した先は横須賀。

この入り組んだ、こまごました雰囲気は湘南・江ノ島とは対照的です。目の前には自衛艦が泊っていたりして、景色としても新鮮。といっても、かなり離れているんですけどね。

できれば、緊急出動などない世の中であることを願いつつ、竿先を見つめました。

ここでは、ナニも釣れず。竿先はブルブル揺れるんですが、エサだけ無くなっている。ちいさな魚たちがかじっているのでしょうか。

どんどん食べて大きくなあーれ。太っ腹な気持ちにさせるのどかな港湾です。


帰り道、国道16号線で見つけた食堂。

名前と普請に目が釘付けとなり、すかさずコインパーキングに入庫。惹かれました。

とん汁、ハムえっぐ、ラーメン、半チャーハン。食べ過ぎました。眠し、です。


腹ごなしにあたりをウロついていたら発見! 素晴らしいたたづまいの銭湯。

侮れぬな横須賀・横浜のライン。

しかし本日は定休日、ザンネン無念。家に帰ったらテルマエ・ロマエを1巻から読み返そうと気合いが入るも、またまた眠し。

でも、お風呂に入ったらきっと帰れなかったな。


帰宅してつくってみた「立ち喰いふう」蕎麦です。いきなりですが。

ひと眠りしたらまたお腹が減った。お昼の爆食で胃拡張気味になったのか。

最近、立ち喰い蕎麦に凝ってまして、あちこち行くうちに家でもやってみるか。まこぶさ食堂に加えてます。

しまだやの生の蕎麦玉をさっと湯がいて、出来合いのつゆをお湯で割り、天ぷらなどもスーパーの出来合いを載せて。

うまし! スピード勝負。早い、安い、うまし! 

今度は、釣った魚の天ぷらを載せてみたいと思います。