2012年9月12日水曜日

釣魚八珍!!!

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ギュウギュ汁(ゴンズイの味噌汁)
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クサブ・クサビの三杯酢(ササノハベラ、ホシゴンベ、トラギスの南蛮漬け)
menu3
メゴチの天ぷら
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キス、アジ、小鯛の一夜干し
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今日はいきおいで作っちゃおう。

先週と日曜日の獲物は冷凍庫にあります。帰宅するなり、流しに出しました。



海はまだまだ残暑。水汲みバケツでくんだ水に触ると、まるでぬるま湯のよう。

魚たちもへばっているのか、いまひとつエサに飛びついてくれません。深いところや物陰で休んでいるのかな。シロギスは砂に潜って寝んねかな。沈黙の竿先。



そのなかで、唯一元気だったのがこの方。ゴンちゃんです。

ゴンズイと書くと、ちょっと怖い。実際、背びれと胸びれの鋭利なトゲは怖い。不用意に刺された人を見たことがありますが、しかめた顔は蒼白でした。おそろしか。

でも、このゴンちゃん。九州の長崎や熊本ではよく食べられている。

ギュウギュと呼ばれています。ゴンちゃん、ギュウギュ。どこか愛らしい。海のナマズですものね。

「ゴンキャットフィッシュ」と呼んだら、叱られますか。通じたりして笑。

このゴンちゃんがたくさん釣れて、しかも針を飲まれてしまった。そこで計3本のトゲを切り落として持ち帰り、今回の目玉にしてみます。


ゴンちゃんの頭を落として、ワタを抜く。あとはブツ切りにしまして↓


ダシを入れずに、コウジ味噌の味噌汁。シラガネギを少々。試行錯誤でしたが。

うまし! であります。うまし! さすが海の鯰さん。淡白で上品な脂がほのかに出ていて、飽きのこないお味噌汁。ほぐした白身もうまし!

ギュウギュ汁、ちょっと病みつきになるお味でありました。



続いて、根際でよく掛かってきたササノハベラ、ホシゴンベ、こちらも針のみしたものを持ち帰り。ウロコを落とし、ワタを抜いたら片栗粉をまぶして油で揚げる。少し長めに揚げたので、中骨付近まで浸み渡りました↓


三杯酢にドブ漬け。
タマネギとニンジンを添えました。ベラ類ならではの磯の臭みが消えて、身肉が引き締まっています。うまし!

こちらも、長崎や佐賀など、西九州の食べ方です。うまか、おいしか。好いとお。ちなみに隠れてはいますが、トラギスも入ってます。これも、うまか。

ここに、トウガラシを入れればもっとよかった。次回にやってみます。

甘辛酸。あまからすっぱいに、いま凝っていたりします。


1尾だけ持ち帰ったメゴチくん。さくっと天ぷらを塩で。

うまし! 当然、江戸前天ぷらの陰の帝王と私は呼んどります。すごか、メゴチさん。


キス、小鯛、マアジは、一夜干しにすることに。マアジは、仕掛けを巻いてくる時に飛びついてきた。ラッキー!

ワタを抜いて腹開きに。ほんの軽く塩をふって↓


洗濯物干しに吊って、ベランダに干しました。日光をさけての陰干し。風通し勝負か。

向こう側のマンションの飼い猫が見ています。欲しかね? なら、きんしゃい笑。


約5時間ほど干して完成。まだまだ夏の陽気。

これぐらいで留めないと、瑞々しさが乾涸びてしまう笑。きっと、うまし!でしょう。

明日の朝食を、民宿ふうに、軽く焼いて食べてみます。たのしみたのしみ。

ざっと、ゴンズイ、ササノハベラ、ホシゴンベ、トラギス、メゴチ、キス、小鯛、マアジの8魚種。
釣魚八珍、食べてしまえば、あっと言う間なんですけどね。ごちそうさま。感謝です。

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