2012年8月14日火曜日

いきなりハモを食べる?

四国から戻ると、釣りの仲間たちがアナゴを釣ってました。

その中の1本を冷凍にして持ってきてくれたので、今朝から調理。流しに大きな本体を転がしてしばらく自然解凍。マナ板の上に置いたのです。


大きなアナゴです。太ってました。ズンドーです。ズンドーと書くと自分がドキっとしたりしますけどね。まだ針とハリスが残っていて、エサを飲み込んでしまったことが分かります。お盆だし、合掌。

でも、アナゴって、こんな顔つきだったかなあ? 私はまだアナゴを釣ったことがありません。ウミヘビはあるけどね。

釣った仲間に電話。これ、ほんとにアナゴ?

「マアナゴじゃあないね。クロアナゴとかゴテンアナゴじゃないかなあ」

本人もいまひとつ歯切れが悪い。判別に自信がない様子。得体の知れないモノを私のところへ放りこんでいったのかしら? 迷う暇はない。やりましょう!


背開きに持っていきました。関東風? うなぎじゃないって。

ここから中骨を切り落としてゆく時に、私はなんとなく確信めいた感触をつかみました。小骨が多い。中骨から生えたような枝骨みたいのばかり。日頃、切り身で売っているアナゴとは見た目の肉質も指の感触も違うのです。

これは、ハモではないのか?

あの、上方の方々が初夏の季節感と風味を楽しむハモでは? ということは、骨切りのような、高度な技術がないと、骨がさわったり、食感がわるかったりするのではないか。朝から猛烈に心配になった私ですが、半分は開き直るような気持ちにもなりました。

何事もトライ。
やってみましょう。小骨も切りましょう。ハモでもアナゴでもウツボでもヘビでも、長いものには巻かれてみよう笑。

休みだったからビールの力も借りて、ずんずんと細かい作業まで(初めてですが)進んでいきました。熱湯をかけて、生臭さを取り除きまして。



三枚おろしにした身を三等分。骨切りの刃を細かく入れて片栗粉をまぶしてカラ揚げ。小骨はできるだけ指先まで使って削除。そのかいあってか、うまし! です。

中骨は二度揚げ、三度揚げを行い、さくさくまで持っていった。うまし!


ちょっとこだわってみた煮付け。

まず、頭部と中骨でじっくり煮出しをとり、その煮出しをベースに、醤油、みりん、お酒。やや甘口の好きな私は、砂糖も加味して、ギュっと煮しめた感じに仕上げました。

うまし! です。うまし、うまし!



出色だったのがコレ。
炊きたてのご飯に煮出しをかけてみた。うなぎやアナゴで言う、ツメごはんですけどね。タレだけで食べる。これは私の好物のひとつなのですが、これこそ、うまし!!!!

すごい出汁の力、私はダシ力と勝手に書いてますが、ダシ力がすごいんです。うまし!!
上にのせた紅ショウガがよくマッチしてご飯がいくらでも食べられる。甘さとショウガはとても合いますね。おかわりしてしまいました。

ところで、今日の本題。私が勝手にハモではないかと決めつけたアナゴ? 食べてから言うのもなんですが、まだ解らない。
アナゴ、ハモ、アナゴ、ハモ、作りながら食べながら判断つかないまま食べてしまいましたが、どなたかお詳しい方に教えていただきたいところなのです。

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